検品作業
装着するタイヤの検品をします
お客様がご持参いただいたタイヤを車から出し、検品します。
残溝はあるのか、釘刺さりは無いか、タイヤ全体にキズやしわが無いかを調べます。
- 実際に手と目で検品します
- タイヤ側面にキズがあります(使用不可)
- 釘が刺さってパンクしています(使用不可)
ハブ及びボルト、ナットの洗浄
ハブのサビを落とすと同時にボルト、ナットも洗浄します
- ハブに固着しているサビを落としてからタイヤを装着します
- ハブボルトにもサビが発生するためハブボルトも綺麗にします
- これで綺麗になりました!
- 装着するナット、ボルトはゴミやほこりが付着している可能性があるためパーツクリーナーにて洗浄します
サビが原因で起こる事故について
サビによってタイヤが脱輪する危険性が高まります。サビが浮いているハブにホイールを取り付けると、その間に固着したサビが挟まった状態になります。振動によってサビが少しずつ剥がれ落ちることで、次第に隙間ができてしまいます。その結果、ナットが緩む原因となることがあります。このケースは、脱輪の原因としてよく見られるものです。
また、国土交通省の調査によると「タイヤ交換の際に、ボルト、ナット、ホイールのサビやゴミ、泥などの異物を除去せずに取り付けると、必要な締め付け力が得られず、ナットの緩みによる脱輪が発生しやすくなる」と指摘されています。
「トルクル」を使用したトルク締め
デジタルトルクレンチ「トルクル」を使用し正確にトルク測定をします
- 締め付けが弱いと反応しません
- 適正トルクの場合緑になります
- 締め付けすぎの場合赤くなります
- 4輪全て締め付けてデータに保存します
トルクレンチで正確に締め付けを行う理由
時折ニュースで目にする脱輪事故ですが、その原因としては次のようなものがあります。
「・締め付けが不足してタイヤががたつく」
「・締め付けすぎてボルトが破損する」
このように、締め付けトルクは強すぎても弱すぎても危険を伴います。
トルクレンチを使用することで、正確なトルク管理が可能です。当店では、トルク管理をさらに正確に行うために「トルクル」を使用しています。
タイヤ交換後100km点検をおすすめします!!
タイヤ交換後にホイールナットをトルクレンチで締め付けた場合でも、走行の影響によって、まれに若干緩むことがあります。多くの場合、事故に直結するような致命的な緩みではありませんが、念のため再度締め付けておくと安心です。目安として、タイヤ交換後に100km程度走行した際に、ホイールナットの増し締め点検を行うことを推奨します。